長期間、自然環境下放置の車輌のフロントガラスには固いウロコ状の物質が固化、密着して取り除くことができなくて新しいガラスと交換することは昔から知られていることである。
最近、流行っているガラス系と言われる(シロキサン結合を持った Si 化合物)ボディコートを塗布した車輌の、特に水平面のボンネット,トランク,屋根などに白地味た固いウォータースポットの発生が多くみられている。
地球表面のクラーク数からみれば酸素(O2),ケイ素(Si)の2つで元素構成比75%を占める環境に Si 元素を原料とするボディコートの存在は適してないかも知れない。
クラーク数
クラーク数とは地球上の地表付近に存在する元素の割合を火成岩などの化学分析結果に基づいて推定した結果を質量(%)で表したものである。
上位2つの元素である酸素(O2)とケイ素(Si)は主にケイ酸塩として岩石中に大量に存在する。
クラーク数は科学史上の学説の一つにすぎず!! 今日では最新の調査結果に基づいている別の統計資料を利用することが望ましいが酸素とケイ素からなるケイ酸塩がもっとも多く存在することは間違いではない。